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ハヤシ歯科診療所について
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「自分の歯を一生大切にしたい」——40〜70代の皆様にとって、これは単なる願いではなく、健康寿命を左右する生活の質の核心です。
ハヤシ歯科では、ムシ歯や歯周病だけでなく、噛み合わせ、顎関節、口腔機能、全身との関連を含めた「歯科ドック」を予防歯科の柱と位置づけ、患者様の歯と笑顔を将来にわたって守るための制度を整えています。以下、その内容とメリット、他にはない強みについて詳しくご紹介いたします。
歯科ドックとは何か
「歯科ドック」は、人間ドックの歯科版とも言える、口腔全体を包括的・精密に検査する制度です。ハヤシ歯科の歯科ドックは、以下の目的を持っています:
・現在のお口の健康状態を正確に把握する
・痛みを伴わない段階でムシ歯・歯周病・噛み合わせ異常などを早期発見する
・将来起こりうる問題を予測して、予防的な対策を計画する
・患者様自身の生活習慣や全身健康との関連も考慮に入れる
これにより、治療に頼るだけでなく、予防歯科としての質を高め、口腔内のトラブルを未然に防ぐことができるのです。
ハヤシ歯科の歯科ドックの内容
ハヤシ歯科では、歯科ドックのメニューを以下のように構成しております。検査は痛みを伴うものは含まれず、約10日ほどで結果報告・相談を行います。精密さと安心を追求した内容です。
1.問診
お困りの症状、生活習慣、全身疾患や体質などを詳しく伺うことで、個人のリスクを明確にします。
2.レントゲン撮影
歯1本1本のムシ歯、歯周病、および骨の状態を把握します。口腔外科専門医とも連携する場合があります。
3.口腔がんチェック・軟組織検査
舌、歯茎、口の底などの軟組織をチェックします。異常の早期発見は全身の健康にも影響します。
4.顎関節チェック・筋肉触診
噛み合わせや顎関節、咀嚼筋の異常を診ることで、将来的な顎の問題や筋骨格系への影響も評価します。
5.噛み合わせ・プラークチェック・歯周病チェック
プラークの付着の癖や磨き残し、歯周組織の健康度を評価し、歯周病の進行度を調べます。
6.唾液検査・細菌チェック(顕微鏡観察)
唾液の性質、細菌の種類と量を調べることで、個人の虫歯・歯周病リスクを可視化します。
7.歯の写真撮影・クリーニング
口腔内を複数枚撮影し、診断書として保存。クリーニングで汚れを除去し、ムシ歯検査を補助します。
8.ムシ歯の検査
初期から進行した虫歯まで、レントゲン・視診・触診を組み合わせて調べます。
9.結果報告・予防計画の相談
約10日後に検査結果を患者様にご説明。写真・レントゲン・細菌検査データをもとに、オーダーメイドの予防・治療プランを立てます。
なぜハヤシ歯科の歯科ドックが強みか
ハヤシ歯科がこの歯科ドック制度に力を入れる理由には、以下のような強みがあります:
1.精密な検査設備と熟練の技術
歯科医師・歯科衛生士が長年培ってきた実績を背景に、設備と技術の両面で高い精度を保証できます。
2.全身の健康との関連性の重視
歯周病は糖尿病、心疾患、骨粗鬆症など、全身疾患との関連が指摘されています。ハヤシ歯科では、日本歯周病学会のガイドラインにもとづき、こうした全身リスクへの配慮を診断の中に含めています。
3.痛みを伴わない検査過程
ドック検査の多くが非侵襲的であり、患者様の負担が少ない設計となっています。安心してご利用いただけることが特徴です。
4.オーダーメイドの予防・治療計画
検査結果に応じて、一律のアプローチではなく、個々の口腔状態・生活習慣・全身状態にあわせたプランを提案します。これにより、予防歯科の効果が最大限になるよう努めています。
5.検査の見える化
歯の写真撮影やレントゲン画像、細菌チェックなどを用いて、患者様が自分の口腔状況を理解できるよう、データや画像で結果を丁寧にご説明します。これにより、セルフケア改善につながります。
歯科ドックが予防歯科におけるメリット
「予防歯科」の基本は、問題が発生してから対処するのではなく、問題が起きる前に手を打つことです。歯科ドックを受けることで得られるメリットには以下があります:
・ムシ歯・歯周病の早期発見:初期病変は自覚症状が少なく、痛みなどが出たときには進行していることが多い。ドックで可視化可能。
・治療コストの削減:進行した歯周病や虫歯には手間とコストがかかるため、早期対応が長期的な費用対効果を高めます。
・生活習慣改善の契機になる:検査結果を通じて、自身のプラーク付着傾向、唾液・細菌リスク、噛み合わせの異常などが明らかになり、セルフケアのモチベーションが高まります。
・全身健康維持との連携:歯周病との関連性が明らかな疾病(糖尿病、心血管疾患、骨粗鬆症など)のリスクを低減させる可能性があります。
・口腔機能・噛み合わせの維持:正しい噛み合わせは食事・発声・顔貌にも影響を及ぼし、生活品質そのものを支える要素です。
歯科ドックを受けるべき方の条件
ハヤシ歯科では、以下のような方に特に歯科ドックをおすすめしています。これは、歯科ドックの対象として効果の高い方の特徴です。
・ご自分の歯を一生大切にしたいと考えている方
・ムシ歯や歯周病に不安がある方
・妊娠中または妊娠を予定している方(特に歯周病が重度である場合は早産・低体重出生児のリスク増加との関連性があります)
・噛み合わせや歯並びに関心のある方
・全身の健康状態を重視される方。例えば糖尿病、心疾患、骨粗鬆症などの疾患をお持ちの方や、全身健康との関係を気にされる方。
ハヤシ歯科で歯科ドックを受ける流れ
歯科ドックをスムーズかつ有益にするための流れを以下にまとめます。ご興味のある方はこの流れを参考になさってください。
1.ご予約・問診票の記入
問診にてお体の過去病歴・生活習慣・お困りのことを伺います。
2.検査実施
レントゲン・口腔がんチェック・噛み合わせ・唾液検査・細菌チェック・歯周病・プラークのチェック等を行います。
3.クリーニング・ムシ歯チェック
汚れを除去し、見落としがちなムシ歯のチェックを行います。
4.データ収集・記録
口腔内写真を複数方向から撮影し、診断書にまとめます。
5.結果報告・予防治療プラン作成
約10日後に、検査結果をもとにカウンセリングルームにて、オーダーメイドの予防・治療プランを患者様と共に作成します。
歯科ドックと予防歯科の関係性:戦略的視点
「予防歯科」は単に歯科疾患の予防だけでなく、健康寿命を延ばす医療戦略です。歯科ドックは、予防歯科の中でも最も包括的な形式であり、以下のような戦略的意義があります。
・早期発見・早期介入によって、疾患の進行を最小限に抑える
・治療より予防へのシフトにより、痛み・不快感・医療コストの負担を軽減
・セルフケアとプロケア(専門的ケア)の統合による口腔環境の質的維持
・全身疾患との予防的な連動—見逃されがちな口腔の炎症が、糖尿病や心血管系疾患に悪影響を及ぼすとのエビデンスが増えています
当院の使命と展望
ハヤシ歯科は、1973年に開業以来、二世代にわたって地域の皆様の歯科医療を支えてまいりました。この歴史を背後に、以下のような未来を見据えております:
・定期的な歯科ドックをライフスタイルの一部として定着させる
・予防歯科の教育・啓発を強化し、住民全体の口腔健康意識を高める
・最新技術・検査法を積極的に導入し、診断精度・快適性を向上させる
歯科ドックは模範的な予防歯科そのものであり、ハヤシ歯科の強みです。痛みが出る前、目立つ症状が出る前に口腔の現状を知り、自分の歯を一生大切にするための計画を立てること。それが、笑顔と美味しい食事、快適な生活の基盤となります。
この機会に、どうぞ歯科ドックをご検討ください。ご不明な点やご相談は、ハヤシ歯科のスタッフまでお気軽にお問い合わせを。
インプラントと歯周病の関係性|長く安心して使うための予防とは
歯を喪失した際、多くの方が考慮される治療のひとつが「インプラント」です。見た目や噛み心地の回復に優れる一方で、天然歯と同様に歯周病に似た病態である「インプラント周囲疾患(Peri-Implant Disease)」のリスクが存在することをご存じでしょうか。
本記事では、高齢の方が安心してインプラント生活を営むために、歯周病との関係や予防のポイントについて解説いたします。
インプラントにも歯周病は起こる
インプラントも天然歯と同様に、チタンやジルコニアなどの人工金属を顎骨に埋入して使用しますが、インプラントと歯茎の間の「ポケット」と呼ばれる隙間の中で、歯周病菌が増殖し、その結果、歯茎に炎症が起き、インプラントの周囲の骨が溶けてしまいます。これが「インプラント周囲疾患」です。
日本臨床歯周病学会の調査では、インプラント治療後3年以上経過した患者のうち、約1割にインプラント周囲疾患が認められたと報告されています。初期段階では自覚症状がほとんど見られず、気づかぬうちに骨の吸収が進行することもありうるため、早期発見・予防が極めて重要です。
なぜインプラントにも周囲炎が生じるのか
インプラント周囲に細菌が増えると、以下のような病態進行が起こり得ます:
・プラーク蓄積により歯茎が炎症を起こし、インプラントを支える骨が吸収
・疼痛などの自覚症状が現れにくく、発見が遅れやすい
・治癒や進行が速く、抜け落ちやすくなる
そのため、インプラントを長く使うためには、治療前のリスク管理と、術後の継続的なケア体制が欠かせません。
※参考文献:日本臨床歯周病学会「インプラント周囲疾患」
https://www.jacp.net/perio/implant/
ハヤシ歯科が実践する予防的アプローチ
当院では、インプラントを安心して長期間ご利用いただくために、以下のような体制を整えています:
・治療前の口腔全体評価:むし歯や天然歯の歯周病状態をまず整えた上でインプラント治療を実施
・外科的環境の最適化:骨補填や歯茎の移植など、清掃性・衛生性を高める治療計画
・セルフケア指導:歯間ブラシ・専門的なブラッシング技術の習得支援
・2〜3ヶ月ごとの専門的クリーニング:PMTCやプロフェッショナルメンテナンスによる細菌管理
・継続的評価:定期リコールにて歯周ポケットや骨吸収の状態をモニタリング
信頼と安心を支えるのは“継続的な予防管理”
インプラントは天然歯と同様に“ケアを怠ればリスクが増大する存在”です。しかし、適切な治療前の準備と定期的なメンテナンス、自己管理を行えば、安心してご利用いただけます。
ハヤシ歯科では、精緻な診査と個別設計されたケアプログラムにより、あなたのインプラントの健康寿命を最大限に延ばすことを目指しております。ご相談やメンテナンスのご希望は、いつでも承っておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
唾液検査でわかる口腔内リスク|ミュータンス菌・ラクトバチラス菌とむし歯の関係
口腔内には500種類以上の細菌が存在しているといわれており、そのバランスが崩れることでむし歯や歯周病のリスクが高まります。
特にミュータンス菌およびラクトバチラス菌は、むし歯の発生・進行に深く関わる代表的な細菌です。
近年では、こうした細菌の存在量やリスクを可視化するために、唾液検査が予防歯科の第一歩として広く導入され始めています。
ハヤシ歯科でも、この検査を通じて患者様一人ひとりの「見えないリスク」を科学的に評価し、個別の予防計画をご提案しています。
ミュータンス菌とラクトバチラス菌とは
・ミュータンス菌(Mutans streptococci)
ミュータンス菌は、糖分を栄養源として増殖し、酸を産生することで歯の表面を脱灰させる「むし歯の原因菌」として知られています。
この菌の多い方は、むし歯の発生リスクが高い傾向にあります。特に、糖分摂取の頻度が高い方では、その影響が顕著になります。
・ラクトバチラス菌(Lactobacilli)
一方、ラクトバチラス菌はすでに形成されたむし歯をさらに悪化させる役割を持つとされています。
深いむし歯や、修復物(詰め物・被せ物)の周囲に生息しやすく、再発性のう蝕や根面う蝕といった問題に関連します。
唾液検査でできること
唾液検査では、以下のような項目を短時間で確認できます:
・唾液の分泌量と緩衝能(酸を中和する力)
・ミュータンス菌・ラクトバチラス菌の存在量
・むし歯リスクの総合評価
これにより、自覚症状のない段階でもむし歯になりやすいかどうかが数値で把握でき、今後の予防行動に活かすことができます。
特に、再治療を繰り返している方、糖尿病や唾液分泌の低下を伴う疾患をお持ちの方には、非常に有効な検査です。
※参考文献
日本口腔検査学会雑誌「歯科における唾液検査」
https://ir.tdc.ac.jp/irucaa/bitstream/10130/2431/1/3_13.pdf
ハヤシ歯科では、唾液検査を予防歯科の起点として導入し、
・科学的根拠に基づくリスク評価個別にカスタマイズしたブラッシングとケア用品の処方
・ハイドロキシアパタイトのナノ粒子によるエナメルケア
・フッ素ケア等の提案
・食生活・生活習慣に関するアドバイス
を組み合わせて、“むし歯になりにくい環境”づくりをサポートしています。
また、検査結果は患者様にも見てわかるようなグラフ形式で提示し、ご自身の口腔内環境と真剣に向き合う機会としてご活用いただいております。
口腔内の健康は、見た目では判断できない「目に見えない細菌環境」によって大きく左右されます。
唾液検査によってむし歯リスクの高低を可視化し、今後の予防戦略を立てることは、治療から予防へと歯科医療のパラダイムが移る中で、非常に重要な取り組みです。
ご自身のむし歯リスクが気になる方や、お子様・ご家族の将来を見据えたケアをご希望の方は、どうぞお気軽にハヤシ歯科までご相談ください。
セラミック治療の美しさと長期安定性ーー審美性と機能性を両立する大人の選択
歯の治療において「見た目の美しさ」と「長期的な機能性」を両立させたいとお考えの方にとって、セラミック治療は極めて有力な選択肢の一つです。
ハヤシ歯科では、単なる“白い詰め物”や“見た目だけの補綴”ではなく、審美性・機能性・生体安全性のすべてを兼ね備えたセラミック治療を重視しています。
セラミック治療の特徴とメリット
1. 天然歯に近い美しさ
セラミックは、天然歯に似た透明感や光の透過性を持つため、治療箇所が自然に周囲の歯と調和します。特に前歯や人目につきやすい部分では、銀歯やレジンでは得られない上品な印象を与えることができます。
2. 変色しにくく、長期間美しさが持続
保険適用のプラスチック系レジンとは異なり、セラミックは水分を吸収しないため、長年の使用でも変色しにくく、美しさを維持します。
これにより、治療後のメンテナンス頻度も抑えられ、長期的な安定につながります。
3. 金属を使用しない「メタルフリー」の安心感
従来の銀歯(金銀パラジウム合金)と異なり、セラミックは金属を含まないため、金属アレルギーのリスクがありません。
また、歯ぐきへの金属色素沈着(ブラックマージン)の心配もないため、見た目の美しさが損なわれることはありません。
4. 優れた耐久性と高い接着力
最新のセラミック材料(ジルコニアなど)は高い強度と耐摩耗性を持ち、適切な接着処置を施すことで長期間にわたり良好な接着性を保ちます。
これにより、二次カリエス(ムシ歯の再発)のリスクも低減されます。
先端設備セレックシステム活用
ハヤシ歯科では、セラミックの補綴物を作る場合、先端設備セレックシステムで患者様の患部を3D光学カメラで撮影してから、データに基づいた精密な補綴物を作製します。
セレックシステムの導入により、より短時間で審美性の高い治療が可能となりました。
美しいだけでなく、長期的な安定を求めるなら、適切なメンテナンスが欠かせません。
ハヤシ歯科では、治療後の定期的なメンテナンスプログラムをご用意し、口腔内の清掃・噛み合わせ確認・咬合調整を継続的に行うことで、セラミックの持つ本来の性能を最大限に引き出します。
審美性を追求しつつ、健康寿命を延ばしたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
歯並びが呼吸と姿勢に与える影響とは|大人の矯正治療の本当の価値
「歯並びは見た目の問題」とお考えの方も多いかもしれません。しかし近年の研究では、歯列不正が呼吸機能や全身の姿勢バランスにも深く関係していることが明らかになってきました。
例えば、上顎が狭い方や、出っ歯・開咬(上下の歯がかみ合わない状態)の方は、鼻呼吸がしにくく、口呼吸が習慣化する傾向があります。口呼吸は乾燥による虫歯・歯周病のリスクだけでなく、睡眠の質低下や免疫力の低下にも関与します。
また、噛み合わせのズレが体の重心や頚椎の歪みにも影響を与え、肩こり・頭痛といった慢性的な不調を招くケースもあります。
※出典:日本矯正歯科学会「矯正歯科治療」
https://www.jos.gr.jp/about
ハヤシ歯科では、目立ちにくいマウスピース型矯正装置を用い、審美性と機能性の両立を実現。見た目以上に“生活の質”を高める治療として、大人の矯正治療をおすすめしています。
| 月・火・水・金・土 | 8:30~14:30 |
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休診日:木曜、日曜、祝日
名古屋市中区 鶴舞の歯医者「ハヤシ歯科診療所」
© HAYASHI dental office