歯科ドッグ

歯科ドッグについて

歯科ドッグでは、人間ドッグのように歯に関すること全てをトータルで調べます。
十分な時間をかけて精密に診査することで、お口の健康状態が詳しくわかります。
痛みを伴う検査はありませんのでご安心下さい。

例えばこんな方に歯科ドッグをオススメします

ご自分の歯を一生大切にしたいとお考えの方へ

ムシ歯や歯周病などが気になる方へ

妊婦の方へ

母親が進んだ歯周病の場合、早産、低胎児出産へのリスクが増加します。

噛み合わせ、歯並びが気になる方へ

噛み合わせや歯並びは、ムシ歯や歯周病に限らず顎関節や筋肉などに広く影響を及ぼします。

全身の健康が気になる方へ

歯周病の炎症が、全身の病気と関連することが証明されていています。

歯周治療が発症や増悪を抑制する可能性のあるもの
冠状動脈性心疾患、糖尿病、骨粗しょう症、動脈硬化性疾患のリスク因子、慢性腎臓病(CKD)リスク因子、非アルコール性脂肪性肝疾患 リスク因子

出典:日本歯周病学会 ガイドライン「歯周病と全身の健康」より(2016年3月25日時点)

歯科ドッグの流れ

  • 問診
  • レントゲン
  • 顎関節チェック
  • 筋肉触診
  • 噛み合わせ
  • 唾液検査
  • 顕微鏡で細菌チェック
  • 歯の社員撮影
  • 歯周病チェック
  • プラークチェック
  • クリーニング
  • ムシ歯チェック
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約10日後

治療・予防計画の相談
検査結果の詳細な説明

歯科ドッグの詳細

問診

お困りの症状、体質、身体的病状、生活習慣など詳しく伺い、データを元に検診を行ないます。

レントゲン

細かく撮影したレントゲンから歯1本1本ずつについてムシ歯、歯周病、骨の状態などをチェックします。
一部、口腔外科の専門医にもチェックを依頼します。

口腔がんチェック

唇や歯茎、舌や口腔底の軟組織をチェックします。

顎関節チェック

開口量や顎の関節を触診・聴診器などを使って調べます。

顎関節チェック

筋肉触診

咀嚼筋(噛み合わせに関係する筋肉)を診ます。噛み合わせなどが原因で、筋肉のバランスが崩れることがあります。

噛み合わせ

噛み合わせや歯並びは、ムシ歯・歯周病に限らず顎関節や筋肉などに広く影響を及ぼします。

筋肉触診チェック

唾液検査

唾液の性質や、お口の中にいる細菌を調べます。

顕微鏡で細菌チェック

プラーク(歯垢)を採り、その場で顕微鏡にて細菌を観察します。

顕微鏡で細菌チェック

歯の写真撮影

歯全体を12枚に分けて詳しく記録をとります。写真は、結果報告書にてお持ち帰りいただけます。

歯周病チェック

歯の1本1本を細かく調べます。

プラークチェック

担当歯科衛生士と一緒にプラークのつきかたや磨き方の癖をチェックいたします。

歯の写真撮影

クリーニング

13.のムシ歯チェックにそなえてクリーニングをします。汚れに埋もれたムシ歯も見逃しません。

ムシ歯チェック

レントゲンとお口の中とを照らし合わせながら調べます。要観察の初期のムシ歯から重度のムシ歯まで念入りに調べます。

ムシ歯チェック
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結果報告(約10日後)

患者様の報告書をご用意します。カウンセリングルームにて検査の結果をもとに写真やレントゲンを用いて、現在のお口の状況をわかりやすくご説明します。最新のソフトでデータを分析いたします。疑問点は何なりとおたずね下さい。

結果報告

料金案内

1回の診断につき:35,000円(税別)

あなたの幸せを
世界の子どもたちへ

「歯科ドッグ」の費用の一部を日本赤十字社へ寄付します。

歯周病と糖尿病の相互関係について

20歳代で約7割、30~50歳代は約8割、60歳代は約9割が罹患していると言われている歯周病。昨今の研究により、身体の様々な疾患と深く関係することが明らかになってきました。特に、糖尿病を始めとする生活習慣病に大きく影響を及ぼすことが報告されています。

歯周病の原因である歯周病菌は、血流にのってお口から全身へ運ばれたり、気管から肺へ進入して身体へ影響を及ぼします。更に歯周病が重くなると歯周組織から炎症物質が異常分泌され、血液を介して血糖値を高くするなどの影響を及ぼしていると考えられています。

また、当院は日本糖尿病学会の会員ですので、糖尿病の専門医と連携した治療のご提案も可能です。気になる方はご相談ください。

歯周病予防が合併症予防につながります。

<歯周病>

日本では約1,000万人が糖尿病に罹患しているとも言われています。
糖尿病になると中度から重度の歯周病になる人が糖尿病でない人に比べて2.6倍という報告があり、合併症の一つとして歯周病が捉えられています。

<糖尿病>

歯周病にかかっている糖尿病の人は、糖尿病の合併症である心血管病変や腎症の発症や進行に影響を与える可能性があることが報告されました。
歯周病の治療を行うことでインスリン(血糖値を下げる作用がある物質)が働きやすい状態になり、血糖コントロールが改善するとされています。

全身の健康を保つためにも、お口の中の健康が大切

体と同様、お口の中の健康を保つには定期的な検診とオーラルケアが必要です。オーラルケアには歯科医師や歯科衛生士が行う「プロフェッショナルケア」と自分で行う「セルフケア」がありますが、無自覚に症状が進行する歯周病を予防・改善するにはセルフケアだけでは難しく、かかりつけの歯科医院で定期的な検診と専門的な歯のクリーニングを受けることが重要です。

当院では、日本歯周病学会認定の衛生士をはじめ、歯科医師とともに治療させていただきます。詳しくは当院スタッフまでお気軽にご相談ください。

医者と患者の写真

出典:

  • 厚生労働省 平成28年「国民健康・栄養調査」の結果
  • 日本歯周病学会 ガイドライン「糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン 改訂第2版」より(2015年3月20日時点)
  • 日本歯周病学会 ガイドライン「歯周病と全身の健康」より(2016年3月25日時点)