ハヤシ歯科レポート

口腔機能検査とは? ― 健康寿命を支える「噛む・飲み込む・話す力」の科学的評価

年齢を重ねても、自分の歯で食事を楽しみ、明瞭な発音で会話を交わし、安全に飲み込む——それは豊かな人生を支える「口腔機能」があってこそ実現するものです。
ハヤシ歯科では、健康寿命の延伸をサポートするための口腔機能検査を積極的にご案内しています。

口腔機能検査とは?
口腔機能検査とは、「噛む・話す・飲み込む」などの口腔機能が適切に働いているかを多角的に評価する検査です。
日本老年歯科医学会では、加齢や疾患に伴って生じる「口腔機能の低下=オーラルフレイル」が全身のフレイル(虚弱化)や認知症リスクの入り口になることを指摘しており、その早期発見と対応が極めて重要とされています。
これらの機能がバランスよく保たれていることが、日常生活の質(QOL)を維持する鍵となります。

※出典:「日本老年歯科医学会」
https://www.gerodontology.jp/committee/001190.shtml

検査の対象となる方
口腔機能検査は、次のような方に特におすすめです:
・最近「食べにくさ」「むせやすさ」「滑舌の低下」などを感じている方
・健康診断で体重減少や筋力低下を指摘された方
・ご自身の将来の健康に備え、「予防的な口腔ケア」を始めたいとお考えの方
・定期的に歯科検診を受けていて、さらに一歩進んだ健康管理を望まれる方

■ 検査によって得られる効果とは?
口腔機能検査の結果に応じて、個別のアプローチによる改善が可能です。
・咀嚼・嚥下訓練により誤嚥性肺炎の予防
・舌圧・唇閉鎖力のトレーニングで、食べこぼし・滑舌の改善
・唾液分泌を促すケアで、ドライマウスや口臭の軽減
・結果をもとにした栄養指導や運動支援との連携により、全身の健康維持へ

*出典:一般社団法人 日本口腔機能学会「口腔機能全般の基礎情報」
https://jsofunctional.jp

ハヤシ歯科では、予防歯科の先進的な取り組みの一環として、口腔機能検査を定期的にご提供しています。
検査後は、結果に基づいた個別の機能回復プログラムをご提案し、専門スタッフが継続的なフォローを行います。

「いま何も困っていない」――その段階からこそ、検査の意義があります。
ご自身の「これからの10年」を守る第一歩として、ぜひ一度ご検討ください。