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ハヤシ歯科診療所について
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歯の寿命が、あなたの“健康寿命”を左右する――噛む力と認知機能の深い関係
近年、「歯の寿命」と「健康寿命」との間に深い関連があることが、国内外の研究で次々と明らかになっています。
なかでも注目されているのが、「残存歯数(=現在ある歯の本数)」と認知症や転倒リスクとの関係です。
ハヤシ歯科では、口腔の健康が全身の健康を支えるという視点から、予防・治療の両面で丁寧なサポートを行っています。
本記事では、なぜ「歯」が人生の後半を左右するのか、その科学的根拠とともに解説いたします。
残存歯数と認知症リスクの関連性
日本歯科医師会が公開している研究(※)によれば、残存歯数が多い高齢者ほど、アルツハイマー型認知症の発症リスクが低いことが報告されています。この研究は、厚生労働省の「8020推進財団」のデータに基づき行われたもので、歯を多く残している方は、日常生活動作(ADL)や認知機能の維持が良好であることが示唆されました。
※出典:日本歯科医師会「歯数とアルツハイマー型認知症との関連」
https://www.jda.or.jp/jda/release/detail_148.html
噛むことが、脳を活性化する
私たちが食事の際に「噛む」動作をすることで、咀嚼筋が脳に刺激を与え、血流が促進されることがわかっています。特に、海馬(記憶をつかさどる部位)への刺激が強く、これが認知機能の低下を防ぐ要因と考えられています。
また、硬いものを噛む習慣のある人は、バランス感覚や下肢筋力の維持にもつながり、転倒リスクの軽減にもつながるとされています。つまり、しっかり噛む力を保つことは、認知症のみならず、要介護予防の第一歩とも言えるのです。
義歯でも噛む力を保てば、脳は活性化する
自分の歯が少なくなったとしても、適切な義歯(入れ歯)の使用によって噛む力を維持することは可能です。実際に、義歯を使用している方の方が、未装着の方に比べて認知症リスクが低いという調査結果も報告されています。
大切なのは、「噛む」という行為を失わないこと。そのためには、合わない義歯の使用を避け、定期的な調整や口腔内のチェックを欠かさないことが重要です。
健康寿命を延ばすために、まずは歯の健康から
“人生100年時代”と言われる現代。自立した生活を長く続けるためには、「歯の寿命=健康寿命」という視点が欠かせません。
ハヤシ歯科では、単なる治療にとどまらず、噛む力・飲み込む力・話す力といった、口腔機能の維持を重視したケアを行っています。
ご自身の歯を1本でも多く残し、もし失った場合でも適切に補うことで、心身の健康を支える未来設計が可能です。お気軽にご相談ください。
歯周病は「口の病気」だけではありません——全身疾患との深い関係性とは
健康寿命の延伸が注目される現代、私たちが見落としがちな“全身の健康の入口”があります。
それが「歯ぐき」です。特に歯周病は、単なる口腔トラブルではなく、糖尿病をはじめとするさまざまな全身疾患との関連が科学的に示されている深刻な病気です。
本記事では、歯周病と全身疾患の関係について、最新の研究や厚生労働省、日本臨床歯周病学会の報告を踏まえながら解説いたします。
歯周病と糖尿病の相関関係
歯周病と最も強い関連が報告されている全身疾患が糖尿病です。歯周病は、歯ぐきに慢性的な炎症が起こる疾患ですが、この炎症が血糖コントロールを悪化させることが知られています。
一方、糖尿病になると免疫機能が低下し、歯周病が進行しやすくなることも確認されています。つまり、糖尿病と歯周病は“相互に悪影響を及ぼす”関係にあるのです。
日本臨床歯周病学会の報告によれば、歯周病を治療することでHbA1c(ヘモグロビンA1c)が改善されるケースもあり、歯科治療が糖尿病管理の一環として注目されています。
※出典:日本臨床歯周病学会「歯周病が全身に及ぼす影響」
https://www.jacp.net/perio/effect/
心疾患・脳卒中との関係も明らかに
さらに近年では、歯周病と心血管疾患(心筋梗塞・狭心症など)、脳卒中との関連も数多く報告されています。
歯周病による慢性的な炎症が、血管の内皮細胞にダメージを与え、動脈硬化のリスクを高めると考えられています。
また、歯周病菌やその毒素が血流に入り込み、心臓や脳に影響を及ぼす可能性も指摘されています。
※出典:厚生労働省「歯周病検診マニュアル 2023」
https://www.mhlw.go.jp/content/001253380.pdf
歯ぐきの炎症が「静かに」全身に影響する理由
歯周病の怖さは、その自覚症状の乏しさにあります。初期の段階ではほとんど痛みがなく、出血や口臭、歯ぐきの腫れといったサインも見過ごされがちです。しかし、その裏で炎症性サイトカインという物質が分泌され、全身に拡散しているのです。
この“静かな炎症”は、糖尿病や動脈硬化、さらには認知症との関連まで研究が進められており、「口腔の健康」はそのまま「全身の健康」に直結しているという意識が重要です。
健康長寿の鍵は「歯ぐきケア」にあり
40代以降の多くの方が、軽度〜中等度の歯周病を抱えていると言われています。
しかし適切なセルフケア(正しいブラッシング・デンタルフロスなど)と、歯科医院での定期的なメンテナンスによって、歯周病の進行を抑え、全身の健康リスクを下げることが可能です。
ハヤシ歯科では、単なる歯の治療だけでなく、「健康寿命を支える口腔ケア」の観点から、患者さま一人ひとりに合わせた歯周病予防・治療をご提案しています。
【ホームホワイトニングのご案内】自宅で叶える自然な白さとそのポイント
年齢を重ねるごとに、歯の黄ばみや着色は多くの方が気にされる課題の一つです。特に、健康や美意識の高い40代〜70代の方々にとって、歯の白さは若々しく清潔感のある印象を保つために重要な要素となります。
ハヤシ歯科では、クリニックで行う「オフィスホワイトニング」と並び、ご自宅で行える「ホームホワイトニング」もご提案しております。
本日は、ホームホワイトニングの特徴とそのメリット、注意すべきポイントについて詳しくご紹介いたします。
ホームホワイトニングとは
ホームホワイトニングとは、患者様専用に作製したマウスピース(トレー)にホワイトニングジェルを注入し、ご自宅で一定期間装着することで、歯を徐々に白くしていく方法です。
ホームホワイトニングのメリット
1. 自然な白さが得られる
ホームホワイトニングは、ゆっくりと時間をかけて歯を漂白するため、オフィスホワイトニングに比べ、より自然な白さに仕上がる傾向があります。人工的な白さではなく、ナチュラルで透明感のある仕上がりをご希望の方に適しています。
2. ご自宅で手軽にケアが可能
ご自宅でお好きな時間に実施できるため、ライフスタイルに合わせて無理なく取り入れられるのも大きな魅力です。特にお忙しい方や、通院回数を抑えたい方におすすめです。
3. 色戻りしにくく、効果が長持ち
ホームホワイトニングは、ゆっくりと薬剤が歯の内部まで浸透するため、色戻りがしにくく、持続的な効果が期待できます。定期的に行うことで、長期的に美しい白さを維持することが可能です。
ホームホワイトニングの注意点
1. 効果の実感までに時間がかかる
オフィスホワイトニングに比べ、ホームホワイトニングは低濃度の薬剤を使用するため、効果の実感までにやや時間がかかります。即効性よりも、ゆっくりと白さを高めていく方法となりますので、計画的な実施が必要です。
2. 正しい使用方法が求められる
ジェルの量や装着時間を誤ると、知覚過敏などの症状が生じる可能性もあります。ハヤシ歯科では、治療前に十分なカウンセリングと指導を行い、安心してご自宅でケアができるようサポートしております。
3. 着色物の摂取に注意
ホームホワイトニング実施期間中は、コーヒーや赤ワイン、カレーなど、色素の強い飲食物は控えていただくことを推奨しております。漂白中の歯は着色しやすいため、慎重な食生活を心掛けていただくことが大切です。
ホームホワイトニングは、ご自宅で手軽に行える反面、専門的な知識と正しい方法で行うことが、効果を最大限に引き出す鍵となります。
ハヤシ歯科では、ホームホワイトニングの導入からアフターケアまで、患者様一人ひとりに合わせた丁寧なサポートをご提供しております。
自然で美しい白さを目指す皆様へ、ぜひお気軽にご相談ください。
透明なマウスピース型矯正装置であるインビザラインは、その目立たないデザインと快適な装着感から、多くの患者様に選ばれています。
しかし、インビザラインの効果を最大限に引き出すためには、毎日の適切なメンテナンスが不可欠です。清潔に保つことで、虫歯や歯周病のリスクを軽減し、矯正期間を快適に過ごすことができます。
本日は、ハヤシ歯科から「インビザラインを清潔に保つための正しい洗い方」についてご紹介いたします。
インビザラインを清潔に保つ重要性
インビザラインは1日20時間以上装着することが推奨されるため、マウスピース自体に唾液や食べ物の汚れ、細菌が付着しやすい環境にあります。
これを放置すると、虫歯や歯周病の原因となるだけでなく、口臭の悪化やインビザライン本体の変色・劣化を招く可能性もあります。
そのため、インビザラインは「毎日の正しい洗浄」が極めて重要となります。
基本となるインビザラインの洗い方
1. 取り外したらすぐに洗浄
インビザラインは食事や間食の際に外すため、取り外した直後に流水で軽くすすぎ、唾液や食べ物の残渣を素早く除去することが大切です。乾燥させる前に水で洗い流すことで、細菌の増殖を抑える効果も期待できます。
2. やわらかい歯ブラシで優しくブラッシング
専用の歯ブラシ、または毛先の柔らかい歯ブラシを使用し、インビザラインの表面と内側を優しくブラッシングします。この際、研磨剤入りの歯磨き粉は使用せず、水や専用のクリーナーを用いることが推奨されます。研磨剤はインビザラインの透明性を損なう恐れがあるため注意が必要です。
3. 専用のクリーニング剤を併用
ハヤシ歯科では、インビザライン専用のクリーニング剤の使用をおすすめしております。
専用クリーナーに浸すことで、見えない部分の細菌や着色を効果的に除去できます。週に1〜2回の定期的な使用が理想的です。
インビザラインケアで避けたいNG行動
・熱湯での洗浄:インビザラインは熱に弱く、変形のリスクがあります。必ず常温またはぬるま湯を使用してください。
・研磨剤入り歯磨き粉の使用:透明な装置の表面を傷つけ、くもりやすくなる原因となります。
・長時間の乾燥放置:インビザラインは乾燥することで、細菌が繁殖しやすい環境をつくります。使用しない時は、必ず専用ケースに入れて保管しましょう。
ハヤシ歯科では、インビザライン治療中の患者様に対し、定期的なメンテナンスの際に、インビザラインの状態や清掃方法について丁寧にご指導しております。
また、患者様のライフスタイルに合わせたケア方法のご提案も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
月・火・水・金・土 | 8:30~14:30 |
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休診日:木曜、日曜、祝日
名古屋市中区 鶴舞の歯医者「ハヤシ歯科診療所」
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